かごマット工法技術推進協会
  • お問い合わせ

工法のQ&A

Q.15 河川の護岸工法のうち、詰石を主体とした工法に、「木工沈床工法、そだ沈床工法」及び「かごマット工法」がありますが、それぞれの工法が必要とする「詰石の大きさ」と「構造の厚さ」の違いを教えて下さい。(設計法の違い)

同じ条件(流速)において,詰石の大きさや構造の厚さを比較すると ,「木工沈床工法,そだ沈床工法」には「かごマット工法の2倍の大きさの石が必要」となり,構造の厚さも2 倍となります。


【解説】

使用する詰石の大きさ(Dm)を算出する計算式(下表)があります。(護岸の力学設計法 P104)ここで,計算式中の「τ*d」を比較すると,かごマットは「τ*d = 0.1」,沈床工は「τ*d= 0.05」です。従って沈床工にはかごマットの「2 倍の大きさの石」が必要になります。

そして,構造の厚さについては,いづれも使用する石の大きさ(Dm)の3 倍程度の厚さが必要とされていますので(基凖 P18),構造の厚さも沈床工法はかごマット工法の「2 倍以上の厚さ」が必要となります。