かごマット工法技術推進協会
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工法のQ&A

Q.03 かごマット護岸が「恒久護岸工法」である根拠を教えて下さい。

かごマット護岸は,恒久護岸工法であるために必要となる機能,強さ及び耐久性等を,詳細に示した「国の技術基凖」を忠実に順守している護岸工法だからです。


【解説】

護岸工法には,河岸を恒久的に護るための「恒久護岸」と,暫定的計画や応急工事等で一時的に河岸を覆っておくための「仮護岸」とがあります。

恒久護岸とは,少なくとも30 年以上は同一個所を安定して保護できるための強さと耐久性等が,整備された技術理論によって設計された護岸工のことです。

国交省では,2009 年(平21)に,恒久護岸工法(本設護岸)としての「鉄線籠型護岸の設計・施工技術基凖」(改訂版)を設定してホームページに公開しました。

かごマット護岸は,同技術基凖を忠実に履行している「恒久護岸工法」なのです。技術基凖が示している「恒久護岸」としての設計・施工上での要件は下記の通りです。

  1. かご網の構造は,「連続マット状の鉄線製の籠構造で蓋網を施した柔軟な構造」と明示している。
  2. かご網の網目の形状は,「菱形の金網を標準とする」と明示している。(基準 P18)そして,網目の形状によっても,τ*(無次元限界掃流力)が変化することを示した文献もある。(2001・国総研論文)
  3. かご網の「線材に要求される性能」として,下表が示されている。
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  5. 現場で使用される線材には,技術基凖にもとづく「公的試験機関の品質証明書が必要」と明示されている。